インプラントの耐久性について2<脱離>ありよし歯科ブログです。
インプラント治療を受けた患者様からの質問で一番多いのは
「永久に持ちますか?」ですが、
「あくまでも人工物ですので、永久ではありませんが、ご自身の歯と同じくらいは持ちます。」とお答えしています。
インプラントを20年していますと、やはりいろいろなパターンの問題が起こってくる事もありますので、頻度の多い順からその原因と対処法について例をあげながら説明していきたいと思います。
まずは、ご理解していただくため、治療により神経をとって冠を被せた歯との比較を図にて説明します。 構造として、骨のなかで支える歯と人工歯根の部分が1で、それに冠を被せるための土台の部分2と、被せる冠(セラミックス・金属)の部分3で成り立っています。
一番多いトラブルは、歯・人工歯根、共に被せものである3と2の部分が外れてくる事ですが、これは接着をやり直すだけで済みますので、大きなトラブルではありません。
特に、インプラントの場合は点検で外せるように、仮着け材を接着に用いる事が主流になっており、数年に一度外れてくる事がありますし、点検のために定期検診時に外す事もあります。
以前は、3と2の部分をねじ止めすることが主流でしたが、噛み合わせの面にネジが出ることで噛み合せの調整が難しいことや、ネジの金属が見える事で見た目が悪くなる欠点があり、現在ではこの方法は少なくなっています。
今日はこの辺で次回に続きを…
有吉 洋
この記事を書いた人:有吉 洋
全国の歯科医師に技術指導を行っている「インプラント」と「審美歯科」のスペシャリストが熊本の皆様に良質な歯科治療のご提供をお約束します。 ありよし歯科医院では、マイクロスコープを用いた、裸眼では不可能なレベルで行う歯科治療や、フランス製の歯科用CTを導入したインプラント治療で、「長持ちする」=「メンテナンスを可能にする」治療を行うことが強みです。 スタッフ全員がプロとしての自覚と責任をもってお手伝いさせていただきたいと思います。地元熊本の皆様に私たちの熱意が伝わり、ありよし歯科医院をご利用していただければ幸いです。